建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

一級建築士試験に合格するために〜製図編〜

f:id:misaki-arch:20180101231939j:plain

こんばんは、misaki-archです。

各所での大雪、大丈夫ですかね。

普段雪の振らない地域は、どかっと降ると大変ですよね。。。

 

今日は製図について!

 

■製図の勉強ってどうやったの?

私は日建学院に通いましたね。

総合資格学院は学科のときに通っていたのですが、

とにかく拘束時間が長いということと、

お金が高い(50万以上)ということが私の中でネックでした。

 

私の受けた地域では

前年度、日建と総合資格で半々くらいの合格率だと聞いたので

「じゃあ安い方で!」

ということで日建学院に通い始めました笑(30万しないくらい?)

 

 

注意:ちなみに2級建築士を受けたときは

私は資格学校には一切通っていません。

大学院生で時間がたくさんあったのと、

2級くらいなら独学でとれるやろーって感じでした。

今は2級も難しいので、資格学校に通ったほうがいいかもしれませんね。

製図も自学でした。

 

 

 

■製図の授業ってどんなん?

朝9時にスタートで夕方くらいまで、といった感じです。

日建の場合、

①DVDを半日見て、あとはエスキスをやってみよう!とか

エスキス午前中、午後は製図!とか

日によってバラバラでしたね。

基本的に居残りでやることはなく、

遅くまでやっても模試の時の18時ころでした。

 

短期の講座だったので課題の数は全部で10個くらいでした。

 

宿題らしい宿題はなく、

今日一日の授業で集中してやるぞ!という形の授業スタイルでした。

 

 

■資格学校にいって良かったこと

これはあたりはずれがあると思うのですが、

合格できるかどうかは

講師の方のチカラに寄るところがかなり大きいです!

 

私のいたクラスでは講師が2人で

生徒が17,8人くらいでした。

片方の先生は補助といった感じで、

実質一人の先生が教えてくれました。

 

すべての課題を私たち生徒と同じ状態でエスキスをはじめて、

学校の模範解答とは違った解き方を見せてくれたところが

非常に良かったです。

 

「模範解答では〜〜〜〜、でも私は〜〜〜〜もありだと思うよ!」とか

自分なりの答えをしっかり持っているのは

生徒の側としても助かりました。

 

模範解答一辺倒だと、

自分の案がそこから外れていると「なし」にされてしまいますが、

教えるチカラのある先生だと、

模範解答から外れていても、抑えるべきところを押さえていれば

「あり」にしてくれてました。

 

私は模範解答とは違うものの、

毎回自分なりに納得したプランを作って提出していたため、

このような先生だったため、非常に助かりましたし、自信になりました。

 

 

 

あとは他の人のプランを見れることですね。

 

一人で勉強していると、まわりと自分を比べることができません。

周りと仲良く〜という感じでは残念ながらありませんでしたが、

「まわりよりもできている」とか

「あ、ちょっと自分やばそうだな」とか

客観的に感じられるのは、予備校のいいところではないでしょうか。

 

 

■具体的なプラン

エスキス 2時間

記述   1時間

作図   3時間

残り   30分

 

これだけを守ってください。

どうやったってこれでOKです。

本番多少のズレはありますから、

ひたすらこれで練習しましょう。

 

■記述について

はっきりいって記述をなめている生徒が多すぎます。

びっくりしますわ。

 

まず間違いなく得点できるのが記述です。

すべて暗記でOKなんですよ??

 

こんな得点源ありませんよ。

それなのに自分の言葉でしょうもないことを書いている人が多すぎます。笑

 

得意な人にはなにも言いませんが、

日本語が不自由な人、たくさんいます。(私もです。。。)

 

そんな私は模範解答を、自分で録音し、通勤時に聴いてました。

これだけでかなり暗記できますし、

実際記述に関してはほぼ完璧に、そして自信を持って書くことができました。

ただし自分でこれから書くであろう図面との整合性だけは意識してくださいね。

 

エスキスについて

エスキスもかんたんです。

一つの課題で3回くらいやれば、OKです。

しかも後半の課題はあまり力いれる必要ありません。出ませんから。

前半に出た基本的な課題を

しっかり解けるようにしましょう。

 

私はエスキスだけをしたノートを持ち歩いていました。

自分のと、模範解答とを見比べることも良くしていました。

 

その中で自分の得意のパターンていうのが見えてくるはずです。

L型なのかI型なのか、

階段の位置をどこにするのか、

解けば解くほど、自分のやりやすいパターンが見つかります。

 

それにできるだけ近いかたちにもっていく、というのができると

もう合格は間近です。

3パターンくらい自信持ってできるのがあればいいかなぁ、と思います。

 

 

■作図について

これだけはひたすら書いてください。

私ははじめから3時間を切って書くことができました。

 

作図、得意なんで。笑

(上に書いたとおり、2級の時も独学で受かるくらいには図面得意です。)

 

 

最終的に2時間半くらいに、ほぼまとめられるようになりました。

でも3時間でいいです。

それ以上早くする努力はあまりしなくていいと思います。

書き込みとか、植栽とか、駐車場の表現とか

 

どーーーーでもいいですよ!

 

毎回落ちてる人、そういうところにこだわってません?

意味ないから。笑

 

□をかいて「駐車場」って書いとけばそれでいいんだから。

点線とか、いろいろやってるひといるけど、

無意味です。

 

それ以前にやることありますからね!

エスキスなんて簡単にまとめられるようになるので、

最低限の表現を身につけてください。

 

 

■最後に

残念ながら、製図に関してだけは

合格基準が曖昧だったり、確実と言われる方法が少ないと思います。

ただし、落とせない図面、というのはあると思います。

プラン的に、実務的にはあまりかっこよくないけど、

減点するところがないという図面です。

 

これは受かります。

 

私はそれを目指してましたねーーーーー。

 

みなさん、勉強がんばってくださいな!