建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

一級建築施工管理技士に合格するために 〜学科編〜

こんばんは、misaki-archです。

相変わらず資格関連で訪問される方が多いようなので

今日は一級建築施工管理技士について書いてみます。

 

■一級建築施工管理技士とは

www.fcip-shiken.jp

 

指定学科を卒業して、3年の実務経験を経た後、受験できる

現場マン必須の資格です。

どこのゼネコンでも会社から「セコカン」は最低取っておこうと言われると思います。

この資格が無いと監理技術者になれませんからね。

一級建築士を持っていれば別にいりませんが、、、)

 

大手だとS建設は一級建築士は求められないような傾向があると聞きます。

ほかは一級建築士施工管理技士の両方を取るよう指導されていると思います。

 

資格に関してだけいうと、

一級建築士は建築全般に関しての細かな知識、

一級建築施工管理技士は現場に特化した細かな知識が必要、

というところでしょうか。

 

設備系であれば、電気・管工事などの一級施工管理技士の資格もあります。

団塊の世代が抜け、資格所有者が激減しているため、

国としてはなんとか資格所有者を増やそうという動きがあったため、

非常に取得しやすい資格かと思います。

 

■どうやって勉強するの?

 

 

私は日建学院の出しているこの問題集のみで突破しました。

はっきりいって試験の難易度は低いです。

 

というのも、一級建築士と違って実務に即したことが

しっかりと問題で問われるため、

ある程度の経験を積んだ現場監督たちなら、楽勝で合格できます。

 

ですが、資格試験ですので、傾向と対策だけは練っておかねばなりません。

そのため上記の過去問題集を利用し、勉強していきます。

 

■問題集の解き方

私の問題集の解き方は一級建築士のところで述べたのと同様です。

 

ひたすら答えを問題集に書き込んで行きます。

 

はじめはいきなり答えを見て、赤ペンやオレンジペンで答えを書いていきます。

赤シートで消せる仕組みにしておいて、

2週目から自分で少し考えて問題を進めていきます。

わからない問題は解説を見ながら、

ひっかかるところは、それも問題のところに書き込みながら進めます。

 

当時合計で3週程度で8割は取れるようになったため、

勉強はやめました。

 

というのも試験の2週間前から始めたものですから、

それ以上問題集をまわすことができませんでした、、、

勉強時間としては、一日2,3時間勉強したかどうかってところですね。

 

 

 

■結果は?

初受験で突破でした。

確か75%くらいの得点率だったと思います。(合格点は60%)

過去問とそのまま同じ問題が出たりもするので、

建築士と比べると難易度は格段に落ちます。

 

現場に出ている人なら楽勝で合格できないとおかしいと思います。

特に安全や法律のところなんてのは勉強する必要がないでしょうし。

二次の実地に関しては苦手な人もいるかとは思いますが、

学科に関しては楽勝で突破しないと、ちょっと・・・?という感覚です。

 

もちろん予備校に行く必要なんてありません。

時間がどうしても取れない、

自分で勉強する意志がなかなか、、、という方を除いて

問題集のみで突破することが可能でしょう。

■しかしながら最近は、、、

合格率を見ていると40%から50%近かったのが

昨年は40%を切っていますね。

 

傾向がガラッと変わったのでしょうか。

むむむ、、、これは知らなかった、、、

 

今は少し難しくなったのかなぁ、、、

 

 

と思い、去年の過去問をといてみました。

 

■結果は、、、?

42/60 でした。

 

全く勉強しなくてもこれくらにならまぁ良いでしょう。。。

問題としては難化している気がします。

一級建築士と似たような出題も感じますね。

出題集の変化があるようですが、

過去問をやっておけば問題はないと思います。

 

得意なところで点数をしっかり取れれば合格できますよ!

まずは学科!突破しましょう!