建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

大手ゼネコン海外勤務のリアル① いきなり所長!?

こんにちは、Misakiです。

海外に出て約3年が経過しました。

とある東南アジアで働いている私ですが、

十二分に楽しく仕事をしています。

 

そこで日本と海外での仕事の違いをまとめてみます。

 

■現場所長として活躍

東南アジアである程度現地法人がしっかりとできあがり、

長年日本の技術者が出向し、経営や技術の基盤がしっかりしている国であれば、

30代前半で所長です。

配属される国やプロジェクトの大小にももちろん起因しますが、

基本的に日本人1人、他現地スタッフで現場を収めることになります。

自分の上司が外国人、といったところはアジアだと少ないように思います。

(他社含め北米やヨーロッパの場合は違うように思います。)

 

これは大きなチャンスです。

日本のスーパーゼネコンにいる限り、所長を経験することなど

早くて30代後半、大抵は40歳を過ぎてからです。

実質一人現場、みたいなことはたびたびありますが、

しっかりと肩書としてManager,Project Managerと呼んでもらえるのは海外でのみかと思います。

 

今まで日本ではイチ担当者としての仕事しかしていなかった自分が

所長業務をするわけですから、色々な壁にぶち当たります。

 

それでも任せてもらえる、その経験こそが大きな自分の成長の糧となります。

 

そして所長業務は、、、おもしろい。

人それぞれ好き嫌いはありますが、非常に楽しいです。

ストレスやプレッシャーも大きいですが、緊張感のある中で仕事をできています。

日本のような、ミスをしてはいけない、という緊張感ではなく、

なんとかプロジェクトを成功したい、儲けを出したいといった緊張感です。

 

このあたり、大きな現場で仕事をしたひとはなんとなくわかるんじゃないかな。

日本でのプレッシャーて嫌な感じなんですよね。

私は結構つらかった。。。

 

この国では失敗すれば壊せばいいし、新しいことにもチャレンジしやすい。

自分が中心となって現場を動かすということができます。

日本と違ってシガラミが少ないのも特徴かもしれません。

 

ちなみに、私の働いている国では、施主は日系。

打ち合わせは日本語がメイン。

その中で自分が主導権を持って工事、会議、金を使っていく。

このダイナミックさはなかなか日本では味わえません。

現地法人の社長さんと日々打ち合わせしたりする経験を積ませてもらえるのは、

非常にありがたいところです。

 

これだけでも海外にでた甲斐はあったかな。

 

いろんな経験を積ませてもらって非常に有意義な経験を積むことができます。

若い人は海外に早い段階で出てもいいと思うなぁ。

 

技術的なことは一通り理解して、自分ですべて判断できなければならないですけどね。