建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

苦悩する日々

 

こんにちは、Misakiです。

2月から新しいプロジェクトがはじまり、日々忙しくしています。

しかしストレスが溜まるばかりでどーしてこんな状態なのか、吐き出してみる。

 

■コロナの影響

やはりコロナの影響は大きいかなー。

多少のストレスがあったとしても、飲みに行ったり、発散する場があると

違うかなーという気がしている。

一旦落ち着いて来ているので、3月4月ほどのイライラはない。

 

■なれない仕事とメンバー

新しい現場に入って、ようやく部下たちになれてきたものの、

やはりまだ完全掌握というわけには至っていない。

国も分化も違う人と仕事をしているわけだから、

ミスコミュニケーションも多いし、スムーズに仕事もいかないこともある。

こればかりは海外にいる限り、仕方のないことだろう。

幸い悪くないメンバーが揃っており、自分のことを尊重してくれているので助かる。

 

■上司との関係

私の上に上司がいるわけですが、はっきりいって仕事っぷりが好きじゃない。

自分の良いようにだけ振る舞っている気がする。

今回はお金が厳しい現場で、余裕がないせいも多分にあると推測されるものの、

振る舞いが気に食わない。

 

人間的に合わないのだろうか。

嫌い、という感じはしないのだけど、仕事の進め方に納得がいかない。

やはり人間納得していないまま仕事をするとストレスがたまるらしい。

自己肯定感は大切だと身にしみる。

 

自分にとって信じるものや思想が上司と違うとき、

折り合いをつけながら仕事をするのがサラリーマンであると常々思って働いているが、

いい加減辛くなってきたのは気の所為ではないっだろう。

 

■誰かの間に立っての仕事

上と共通するが、上司の意見をもとに設計者と話して来いというのがたびたびある。

これがしんどい。

自分の思想とは違うことをしゃべるのだから、

つまり、自分が間違っていると思っていることをしゃべるのだから、これはつらい。

そして設計者とは必ずぶつかるのである。

 

まぁしんどい。

誰かと誰かの板挟みになるのは本当にめんどくさい。

それなら直接二人でやってくれと言いたいところなのだが、

それでは自分の仕事とは何なのかと思ったときに、

意外とそれが主たる仕事になっていたりするのでガツンと言えないのである。

中間管理職ってのはこんなもんなのかもしれない。

 

しかし部下であるローカルスタッフからそんなに文句が出ていないので、

まだ助かっているが、

これで下からも挟まれたら私は倒れてしまうかもしれないな。

 

■っていうか俺いらなくない?

そう、実際はそういうことなのだ。

不要なのだ、自分という存在が。

 

手を動かす、資料を作る作業人工としては必要なのだが、

実際にいなくなって現場が止まるかと言うと、止まらない。

会社だから。

 

よく、自分が全部決めるつもりでやってみろ!とか言われるわけですが、

全部決めさせてくれないじゃないか。

何をしたって文句が入るのだからはじめからやりたくなくなる。

 

こっちが図面をチェックしたって、上司に大きく変更されるのなら

はじめから最低限のことしかしなくなる。

 

そう、結局はそこなのかもしれない。

主体的に物事をすすめるということができていないのだ。

自分が主役となって活躍できていない、それが一番ストレスになっている。

 

失敗するのがこわい、そう、それもある。

怒られるのが嫌、それもある。

間違いを犯すのをおそれている、そればかりなのかもしれない。

 

いつだってやる気がなくなるのは、そういうときなのかもしれない。

自分の思い描くもの、考えたもの、チェックしたものに大きな修正が入ったりするのが

私はとにかく嫌なのだろう。

 

はやくそういった立場にたって、自分が決定権をもってやれるときになって初めて、

仕事が本当に楽しいと思えるのかもしれないなぁ。