建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

残酷なお金の話

今日はお金の話。

 

どこをどう計算しているのかはわからないが、

ネット上で日本人の30代(30-39歳)、

平均年収が男性で484万円という数字が出てきた。

500万円もいかないというのは正直驚いた。

 

地方や東京での格差はもちろんあるけれども、

働き盛り、 こどもがまだ小さいというのに500万じゃ足りないよね。

手取りで考えると月25- 30万でプラスでボーナスといったところか。

家賃も払い、ローンも払い、車も持って、こどももいて、、、、

共働きならまだしも、一人だと厳しいなぁ。。。

 

私の場合、仕事のモティベーションは結局は金。

給料が良ければやるし、安ければやらない。

それに尽きるのかもしれない。

入社の際に重視したのもの平均年収だった。

 

自分の能力が高くて、今の給料をもらえてるとは思わないし、

会社にぶらさがっているだけで、 随分な給与をもらえていると思う。

そして建設業界は現在景気がよいため、 年収は毎年上がっていってる。

 

そのおかげ(?) でこどもの児童手当も年収の制限に引っかかっている。

月15000円、もらえるはずなのだが、まずもらえない。

ぎりぎりとかじゃない、完全にもらえない。

 

また、本来無料であるはずの、こどもの医療費も免除されない。

これも年収で引っかかっているのである。

 

稼げば稼いだ分、税金以外にも、 別にお金を支払っているなぁーという感じをしている。

 

そして、 感じるのはそれだけ稼げていない人がいるという事実である。

 

上述したように、私は運よくこの会社に入って、 十分なお金をいただいている。

ただし、労働時間はかなり長い。

日本にいたときは土曜、祝日はほぼ仕事だったため、

普通のサラリーマンが12ヶ月働いているとしたら、

プラス2ヶ月は余計に働いている。

それだけ働いている。

 

これくらい働いている人なら平均以上の年収にはなっていてほしい 。

何かを犠牲(犠牲というより取捨選択というべきか)にして、

自己研鑽したり、資格を取ったりしている人も多いだろう。

 

しかし、もっと頑張っている人も、頑張っていない人も、

そんな個人の努力なんかに比例することなく、

会社の業績によって給与は決まってしまう。

 

世界を変えたいとか、

何をどうしたいということでもなく、

それでももっとお金がほしいと思う、

浅ましいこのどうにもならない思いを抱えて

海外駐在を進めているmisakiでした。