建築現場監督のススメ

ゼネコン建築現場監督が日々の思うところを書き連ねていきます。

同期たちのそれぞれ

今の会社に新卒で入社して、早9年あまりが経過した。

なんとか毎日を乗り切って、日々現場で奮闘しております、Misakiです。

 

入社時同じ現場監督を志して入社した50人程度だった同期たちは、

1年目で数名辞め、5年後には1割、現在は2割となり、

合計40名弱が会社に残っている。

ちょうど役職がついたりする狭間の年齢だったりするのがいまだ。

 

入社当初から会社や仕事が合わなくて1年以内にやめていった同期たちは

公務員になったり、完全な他業種に行ったりと、

それぞれの場所で活躍していると聞いている。

逆に5年過ぎで辞めた彼らは、親の職業を継いだりしているようだ。

 

その中で精神が病んでしま(ったと想像している)い辞めて行った彼らは

今どうしているだろうか。

うまく違うところで穏やかに過ごしてくれていればと勝手に思っている。

 

また、精神が(多少)病みながらも継続して働いている同期も多い。

多かれ少なから、心も体も壊す人が多いのが現場監督だと思う。

1、2年で建物は建設できてしまうことが多く、

その都度部署や現場の異動があるため、良い環境で働きつづけるというのがかなり難しい。

逆を言えば悪い環境に居続ける可能性も低いと言えるわけで、

心が病むくらいなら異動願いを出せと常々同期と話していたりする。

 

一般に大手ゼネコンは離職率が低い。

他業種に比べても3年離職率などはわるくない。

どんなに忙しくても、いくら休みがなくても、

人ひとりが生活するには十分な給料がもらえることが大きいと個人的には思っている。

 

私個人としてやりがいだけで仕事をこなすことは難しいと思っている。

それに見合った対価も欲しいと思うのが人の常ではないだろうか。

 

金は十分にもらえる、でも心や体を壊してはどうしようもない。

私が会社を去る日は近くはないけど、遠くはないだろうなと想像していたりする。